2月に入ると花粉症が気になってくる季節ですね。花粉症とは毎年、同じ季節に鼻汁や目の痒みなどの症状が出る病気のことを言います。診断には必ずしも検査は必要ありません。
花粉症がすでにある方は様々な対策を講じておられると思います。マスクにゴーグル、メガネなど有効です。
鼻水や鼻詰まりなどの鼻炎症状にはまずはステロイド点鼻液を試し、無効なら抗ヒスタミン剤の点鼻液を追加。それでも無効なら飲み薬の抗ヒスタミン剤を追加したりします。
目の痒みなどの結膜炎症状には抗ヒスタミン剤の点眼液、無効ならステロイド点眼液や消炎鎮痛作用のある点眼液。それでも無効なら抗ヒスタミン剤の飲み薬を追加します。
市販の薬でも病院やクリニックで処方される薬と同じ効果のあるものがあります。
例えば
ステロイド点鼻液
アレルカットEXc <季節性アレルギー専用>(第一三共ヘルスケア)
ナザールαAR0.1%(佐藤製薬)
フルナーゼ点鼻液(Haleon)
コールタイジン点鼻薬(ジョンソン・エンド・ジョンソン) ※など
抗ヒスタミン剤・血管収縮剤点鼻液
ヒストミン点鼻液(小林薬品工業)※
ナザールスプレー(佐藤製薬)※など
※血管収縮薬が含まれており薬剤性鼻漏を防ぐため、連続使用は3日間までにとどめましょう。
抗ヒスタミン剤点眼液
ロートアルガードクリアブロッククリアブロックZ(ロート製薬)
アイリスAGユニット(大正製薬)
眼涼アルファーストEX(久光製薬)など
抗ヒスタミン剤の内服
アレグラFX(久光製薬)
クラリチンEX(大正製薬)
アレルギール錠110錠(第一三共ヘルスケア)など
があります。分からなければドラッグストアの薬剤師さんに聞いてみるのが良いでしょう。
非常に個人的なことですが、昨年、12月27日から発熱して5日間ほど寝込んでいました。朝からなんとなくしんどいなとは感じていましたが、昼からしんどさが悪化。熱を測ると38.6℃でした。インフルエンザが流行しており、もしやと思いインフルエンザとコロナの抗原検査をしましたが陰性でした。とはいえ、偽陰性の可能性は高いです。おそらくインフルエンザだろうと思いました。
感染対策を厳重にしてなんとか夕方までの診療をこなし、帰宅。その後、31日まで熱が続きました。自宅では自室に軟禁状態で数日間はほぼ寝たきりでした。解熱し、家族で1泊2日で温泉旅行に行ったのですが、おそらくまだ感染性があったのか、その2、3日後に他の家族全員発熱。二人の子のうち一人が小児科受診したらインフルエンザA陽性でした。
仕事も半日で帰らせてもらい、私が家事をして、なんとか皆無事に回復し、今日から子供達は学校、幼稚園に行きました。子供達にとっては長い冬休みになりました。
皆様も手洗い、マスクを着用して感染対策してくださいね。