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院長ブログ

シェーグレン症候群の診断基準

2017/06/20

シェーグレン症候群についてお勉強です。

診断基準
口喝やドライアイ、原因不明の虫歯の増加、耳下腺の肥大がある場合に疑う。ほかの膠原病を伴うことも多いので、抗体検査などだけをもとに診断をするべきではない。
以下の2項目を満たし、そのほかのドライアイや口喝の原因がない場合に診断される。

1.客観的指標においてドライアイ(シルマーテストで5㎜/5分以下または眼球表面染色の異常)や唾液量の低下(サクソン検査の異常、全シアノメトリーの異常)、特徴的な唾液腺の異常(MRIや超音波で)を認める。

2.抗Ro/SSA抗体陽性、口唇生検の異常(フォーカススコア1以上の限局性リンパ球性唾液腺炎)または十分に確立された全身性リウマチ性疾患(関節リウマチ、全身性硬化症、特発性炎症性ミオパチー)が存在する。抗セントロメア抗体(全身性硬化症の非存在下で)または抗核抗体とリウマチ因子の組み合わせを持つことがある。

今日はここまで。シルマーテストは眼科にお願いしないといけません。血液検査は普通のクリニックでもできますが、結果がでるまで少し時間がかかりますね。

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