夏休み――。
青春まっただ中の中高生にとっては、
・部活
・旅行
・海
・花火大会
……そして、
「はじめての恋」や「はじめての経験」がぐっと増える時期でもあります。
はい、親としては少しドキドキする季節ですね。
HPV(ヒトパピローマウイルス)は、性行為を通じて感染するウイルス。
初めての性交渉=初めての感染機会になることが多いのです。
実際に、性交経験を持った10代後半〜20代前半でのHPV感染率は非常に高く、
子宮頸がんの前がん病変は20代から増加します。
「うちの子はまだ早い」
「そんな話、恥ずかしくてできない」
という声も耳にします。
でも思い出してください。
ご自身の夏休み、何してましたか?(……はい、言わなくて大丈夫です)
初めての性交渉の平均年齢は、男女ともに17歳前後。
高校生くらいで経験する子は決して少なくありません。
HPVワクチンは、感染する前に打ってこそ最大の効果を発揮します。
「性交渉を始める前に打っておく」――
それが、将来のがん予防へのもっとも確実な手段のひとつです。
「夏が来る前に、ワクチンを」
これは、保護者からできる最高のギフトです。
最近では、HPVワクチンに限らず、
・性感染症(STI)
・避妊
・性の同意
など、思春期の性に関する話題はどんどん重要になっています。
学校だけでは十分に伝わらない部分こそ、
家庭で「照れずに話せる関係」づくりが必要なんです。
・HPVは性行為から感染。だからその前に打つべし。
・思春期は「もう少し子ども、でもちょっと大人」な時期。
・親が冷静に、一歩先を見て準備することが、未来の命を守ります。
ワクチン接種に迷ったら、まずはご相談を。
恥ずかしいのは一瞬、後悔は一生。