神戸市北区北鈴蘭台駅前の内科・小児科・外科 こさか家庭医療クリニックです。

文字サイズ標準大アクセスマップ
御予約・お問い合わせは 078-591-8070
院長ブログ

院長ブログ 一覧

インフルエンザワクチンをうって、家族みんなで安心生活

2015/11/16

 今年も冬がやってきます。冬になれば、いろんな病気がおきやすくなる季節です。その中でも代表的なのがインフルエンザ。毎年、12月〜3月くらいの間に流行がみられ、学級閉鎖だけでなく、お仕事もお休みしないといけなくなったりすることがおきます。ご存知の通り、インフルエンザには予防接種があります。現在、日本で認められているインフルエンザの予防接種は注射だけなので、やっぱり接種するときは少し痛いです。痛いのはやはりいやですよね。でも、インフルエンザにかかって約1週間辛い思いをして、仕事も休まないといけなくなるのとどちらがいたいでしょうか?確かに完全に予防することは難しいですが、接種しないよりかは予防できるという研究結果がたくさん報告されています。また、多くの人が接種することで、集団免疫とよばれる効果を得られ、より予防効果が高まります。アメリカの研究で幼稚園児に接種した群と接種しなかった群では接種した群での他の家族のインフルエンザにかかった数が少なかったということです。また、中学生の集団接種がなくなったことで、高齢者の入院数が上昇したという研究結果もあります。このように家族の一人が接種するだけでも効果があり、さらにたくさんの人が接種することでさらに効果が高まります。

 ワクチンを打つことで、あなただけでなく、他の多くの方が安心できます。

どんな副反応があるの?

 インフルエンザワクチンの効果は理解してもらえたと思います。ですが、まだ副反応が心配という方もいらっしゃると思います。代表的な副反応は接種部位の腫れやかゆみです。まれで重症なものにアナフィラキシーという重症のアレルギー反応がでる方がいます。この反応がでる確率は13万分の1と言われています。もし、インフルエンザワクチンをうってこのような反応が出た方はもちろん接種は避けた方が良いです。じんましんが出る程度の副反応でしたら接種した方が良いと言われています。おそらく予防接種を実施する医療機関はすべてアナフィラキシーに対応することができます。またまれにギランバレー症候群を生じたという報告もあります。ですので、過去にインフルエンザワクチンを接種して、アナフィラキシー症状した方や、生後6か月未満、全身の状態が悪い方も接種できません。

ワクチン接種を特に勧める方

基本的に上記の接種できない状況の方以外、すべての年齢で接種を勧めています。以下のような方も接種可能なので接種しておくと安心です。

・妊婦

・慢性の病気をお持ちの方(糖尿病、慢性の心疾患・呼吸器疾患、肥満など)

費用も気になる

 費用も気になりますよね。当院での費用を記載しておきます。

65歳以上   1500円(無料になる方もいらっしゃるので、神戸市に問い合わせるまたはホームページでご確認いただくか、当院へお問合せください)

13歳〜64歳 4500円

1歳〜12歳  3000円

6ヶ月〜1歳  2000円

アメリカの疾病予防センターでは2009年以降で初めてインフルエンザワクチンを接種する生後6か月から8歳までの方は2回接種が必要で、その後は年1回でも十分とされていますので、当院でもそれに準じた方針をとっています。私は接種する場所はどこでも良いですが、是非、ワクチンを接種してもらいたいと考えています。

 万一、大人がインフルエンザにかかった場合どのくらい家計に影響するでしょうか?例えば1日あたり1万円の給料として、最低でも5日間は休みが必要です。さらに診察料がだいたい2000円程度、さらに飲まなくても治りますが薬代が1000円かかったとします。そして、仕事を休まれた職場にはどのくらいの損失でしょうか?しかも共働きで夫婦ともかかったら?自営業ならなおさらですね。ワクチン接種料金と比べて、圧倒的に損失が大きくないですか?やはり金銭的に安心という面からもワクチン接種をおすすめします。

 ちなみに抗インフルエンザ薬(商品名:タミフル、リレンザ、イナビルなど)というものがありますが、これは発熱期間を1日程度短くするくらいの効果しか証明されていません。ましてや、効果が偽薬と比べて差がないかもしれないとも言われていますのであてにしない方が良いです。

 インフルエンザワクチンを接種して安心して、クリスマス、お正月を迎えてください。

 接種は是非、当院をお選びいただけると幸いです。

10月臨時休診のお知らせ

2015/10/11

まことに勝手ながら10月17日はスポーツドクター講習会に参加のため、休診といたします。

皆様のご理解ご協力をお願い申し上げます。

アイアンマン・ジャパン北海道2015参戦記

2015/08/30

8月23日北海道は洞爺湖で今年もアイアンマン・ジャパン北海道(トライアスロン、swim 3.8㎞、bike 180km、run 42.2㎞)に参加してきました。今年で3回目となる大会で、参加は2回目です。今年は去年のタイム14時間20分をきって13時間台でゴールするための練習をしてきました。大会1カ月前くらいになって、去年とはコースが変更になり、バイクは105㎞から112㎞まで700mの峠越えとランでは5㎞付近から山道の未舗装路を5㎞ほど走るというコースになりました。

さて、レース内容はといいますと、当日はやや曇りがち ですが、太陽の見える朝を迎えました。朝6時にプロ選手がスタートし、第2ウェーブの選手が洞爺湖につかります。私もこの第2ウェーブに属していました。スタート1130_000204前とても緊張していましたが、いざスタートすると思いのほか落ち着いて泳ぎ始めることができました。洞爺湖の水温は23.6度。ウェットスーツを着ていると、とても快適な温度で、水は何mも先まで透明。底をみれば深いブルーに覆われており、吸い込まれそうな、あるいは龍でもでてきそうな深い青さです。去年は最初の50mくらいはパニックになっていましたが、今年はそれもなく、8回に1回の前方確認で進路もそれほどぶれることなく、進むことができました。途中ターンしてから、自分を追い越す人のあとについて、ドラフティング効果で普段よりも速いスピードで泳ぐことができました。結果としては1時間12分で去年より2分短縮できました。とても気持ちよく、いつまでも泳いでいたいくらいでした。

そして、次は課題としていたバイクです。バイクはスピードと筋持久力が弱点と判断し、弱点強化に取り組んできました。週2回はフィットネスクラブで30分はエアロバイクを漕ぎ、週1回は固定ローラー台でインドアトレーニング、週末は実走と、昨年より格段に練習量を増やしました。その甲斐あってか、前半105㎞までは順調なペースで走行でき、去年は人を追い越すということがほとんどなかったのですが、何名が追い越すこともできました。しかし、1130_017683その105㎞から7㎞続くヒルクライムで失速、頂上1㎞手前で両方の太ももをつり、バイクから降りて、ストレッチをするということになってしまいました。それまでにも一回降車して何mかバイクを押してあがり、タイムロスにつながりました。足をつったときはリタイアを考えましたが、とりあえず、押してでも頂上までいって、下り坂を一気に降りても、足つるようならやめようと考えました。なんとか頂上にたどり着き、エイドで給水したのち、一気に下りです。上りは非常に長かったのですが、下りはあっという間に終わり、また上り区間がやってきました。向かい風なのか自分が疲れているのか全くスピードが上がりませんでしたが、いつの間にやら、バイクの終了まで近づいてきて、リタイアするのがもったいなくなってきて、結局、バイクも無事に終了。去年より30分ほど速い7時間11分でした。

トランジションエリアで一休みしたのち、最後のランです。最初の8㎞程度を頑張れば後は平地とわかっていたので、太ももの前側のツッパリ感を感じながらも、惰性で走行。途中の山1130_039972道で最も急なところで斜度30度はあるんじゃないかという道を歩幅10㎝くらいじゃないかというようなジョグで10mくらいですが、上り切りました。あとは惰性です。疲れ切った足はペースを落とすよりも同じピッチで動かし続けるほうが楽なようで、各エイドで休んではまたすぐさま同じピッチで走りつづけました。最後のゴール前では観客の子供たちが手を出してタッチを求めているので、両手を伸ばして、飛行機の恰好で連続タッチ。ゴールテープ切りました。去年よりも追い込まれていたのか、写真をみると全く笑顔を作れていませんでした。ゴール後はこの大会を手伝ってくださったボランティアさんたちと洞爺湖に感謝をこめて一礼。ランのタイムは4時間44分。去年よりも20分くらい速かったです。最終的に合計13時間33分で去年より55分タイム短縮できました。

多くの方がコース変更により、昨年よりタイムをおとしたひとが多かったと聞きました。そう考えると、自分は相当にレベルアップできたのかなと思います。トライアスロンは身近な人と多くの大会運営スタッフ、ボランティアさんなくしてできません。ご協力くださったすべての人に感謝です。CT1130_055576

TOP