2026年初めてのブログになります。今回はご縁はいらない誤嚥の話。
みなさん、お正月はおもち食べましたか?美味しいですよね〜。でも、ご高齢の特に飲み込む機能が落ちてきた方にとってはかなり危ない食べ物なんです。毎年、おもちによる窒息での年間死亡者数は3500人以上と言われており、交通事故(2600人前後)よりも多いんです。
今回はそんな誤嚥(食べ物や唾液などが気管に入ってしまうこと)について書こうと思います。
誤嚥は高齢者に限らず、若い人でも多少、起きていたりしますが、外に出す力が強かったり、抵抗力があるので肺炎にならずにすんでいます。しかし、その量が多かったり、免疫力が低下してくると誤嚥性肺炎になってしまいます。誤嚥したものがお餅のように大きなものだと窒息もします。
特に寝たきりになってしまった方や脳梗塞、脳卒中や神経や筋肉の病気の方は特に危険性が高まります。
予防のためにどうすべきか?3点あります。
①口の中を綺麗に保つ。口の中の細菌が少ないと例え誤嚥しても肺炎を起こしにくくなります。
②食べ物の形態を適切なものにする。例えばトロミをつける。細かく刻むなどして、誤嚥しにくくします。
③食べる姿勢を調節する。ラーメンをすする時のような前傾姿勢や、意外かもしれませんが完全に横向きに寝転がって食べると誤嚥しづらく、飲み込みやすくなります。これを完全側臥位法といいます。
詳しくは完全側臥位法とはをご参照ください。
この完全側臥位法で食事を口からとることを諦めていた方が口から食べられるようになったという報告もあります。また、パーキンソン病などで食事に時間がかかっていた方も食事時間が短縮され、介護も楽になったとのことです。
じゃあ、自分のあるいは高齢の両親の飲み込む機能(嚥下機能)はどうなんだろうか?と疑問になりませんか?
詳しい嚥下機能は嚥下造影検査や嚥下内視鏡検査により評価しています。嚥下造影検査は病院で行うことがほとんどです。嚥下内視鏡は耳鼻科や歯科などでも実施できる所があります。
神戸市北区ですと西畑歯科医院が嚥下内視鏡検査可能です。ご自宅へ訪問しての検査も可能とのことです。
西畑歯科医院
〒651-1113 兵庫県神戸市北区鈴蘭台南町3丁目11−11
電話番号 078-594-4182
もし、ご家族で誤嚥性肺炎を繰り返している方、口からの食事は無理ですと言われた方、一度、ご相談ください。
院長の小坂です。当院にも長引く腰の痛みを仰られる患者さんはたくさんおられます。痛み止めを長く飲み続けることにも不安がありますよね?確かに非ステロイド抗炎症薬(ロキソプロフェンやジクロフェナク、イブプロフェンなど)の長期間の使用には胃粘膜を荒らす他にも心臓や腎臓にも悪影響を及ぼす危険性が他の痛み止めよりも高いです。
整形外科を受診しても、痛み止めや湿布を出されるだけ、あるいは牽引もされるかもしれませんが、結局はまた痛くなってしまうということはありませんか?
そうした痛み止めなしでは改善しない痛みもひょっとしたら適切な行動をとるだけで良くなるかもしれません。
安静よりも普通に活動を
まずは基本的なことですが、痛いからとじっとしているのではなく、できる限り普段通りの日常動作を行うようにしましょう。安静の時間が長くなると筋力、筋肉量は低下し、筋肉の柔軟性も失われてしまいます。血圧や血糖値などにも良くありません。
効果があるとされている運動は?
腰痛に効果があるとされている運動がいくつかあります。それはヨガ、ピラティス、太極拳、体幹トレーニング、筋力トレーニング、有酸素運動です。

ヨガやピラティス、太極拳は未
経験なら誰かに習った方が良いですね。体幹トレー
ニングは本も最近はたくさん売られているのでそういったものを参考にするのが良いと思います。筋力トレーニングも最初はジムなどで誰かに教わるのが良いでしょう。私のおすすめ種目はスクワットとデッドリフトです。スクワットは股関節やお尻、太ももの柔軟性と筋力を高めてくれます。デッドリウとは太ももの後ろとお尻、腰の筋肉量・筋力を高めます。
くれぐれも最初から頑張りすぎないように。軽い負荷、少ない回数や時間から始めましょう。続けられるということが大切です。
有酸素運動は少しキツめで
有酸素運動はウォーキングやジョギング、水泳などなんでも良いですが、街中で見る多くの方のウォーキングや水中ウォーキングはほとんど有酸素運動にもなっていない軽すぎるように見えます。少しも息が上がっておらず、ご友人とおしゃべりしながらなどという光景はよく見ます。これは意味ないとは言えませんが、とてももったいないです。おしゃべりできるくらいのスピードではありながら、少し息が上がるくらいの強さを目指して歩きましょう。すると少し大股で腕の振りも少し大きくしないといけないことに気づくと思います。その少し大きい動作が有効なのです。決して何時間も歩く必要はなく1日20分〜30分で十分です。
痛みの記録をつけることも有効
痛みの記録をつけるだけでも有効です。
・いつどのようにして痛みが出たのか?(例;朝、靴下を履くのに前屈みになった時)
・痛みが出た時の気持ち・感情は?0〜100点で(例;怖い 80/100)
・その時、自動的に浮かんできた考えは?(例;動いたら悪化するかも)
・痛みを避けるためにどんな行動をした?(例;体を固めてそろそろと移動した)
・その時、体はどんな反応をした?筋肉の緊張、息があがる、動悸がするなど
慢性的な痛みは実は心理面での影響も大きく、これは認知行動療法と呼ばれる手法です。書き出すだけで自分の思考の癖がわかりそれだけで自然と楽になることもあります。
いかがでしたか?どれかやってみようと思うものはあったでしょうか?どれもすぐには効果は出ないでしょう。でも1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月と続けていくうちに以前とは違う感覚に気づくと思います。
まずは始めること。そして、気楽に少しでも続けることが大切です。
院長の小坂です。長らく膝が痛むから湿布が欲しいという患者さんはたくさんいらっしゃいます。そんな湿布だけでその場しのぎをしている方々に知っておいてほしい、自分でできる治療法を今回はお教えしたいと思います。
膝の痛みには太ももの前側の筋力を鍛えれば良い
膝の痛みの原因は多くありますが、60代以降の慢性的な膝の痛みの原因は変形性関節症による痛みが多いです。これは膝の半月板という軟骨がすり減って起こります。すり減った軟骨を再生することはできないのですが、代わりに太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)を鍛えることで痛み止めの飲み薬と同じくらい痛みを抑える効果があるとされています。
膝を曲げることさえ痛む場合
膝を曲げることさえできないくらい痛い、あるいは曲げるだけで痛む場合は膝を伸ばしたまま足を上げるトレーニングがおすすめです。ストレイトレッグレイズ(SLR)と呼ばれる方法です。
まず、仰向けに寝ます。そして、片足の膝を伸ばしたままできるだけ上にあげます。上まであげたら、ゆっくり降ろします。
これを最低週3回1日20回3セットを目標に行いましょう。痛くない方もバランスを取るために行います。最初は結構きついので一度に数回しかできないかもしれません。そういった場合はできる範囲で、嫌にならない範囲で行いましょう。続けることが何より大切です。
この方法を患者さんに教えたら、膝の痛みが全くなくなってジョギングできるようになったという方もいらっしゃいました。
膝を曲げるくらいはできるが歩く・走ると痛む
膝を曲げてもそれほど痛まない、歩くなどする時に支障が出る程度の人にはスクワットがおすすめです。
スクワットは筋力トレーニングの有名な種目ですが、注意点が3つあります。
一つは膝の向きとつま先の向きが同じであること。膝の怪我を防ぎます。
もう一つは可能な限り深くしゃがみ込むこと。そうすることでより効果的になります。
3つ目は視線は前かやや上向きで背中、腰、腹をしっかり膨らませて背骨をまっすぐに保つこと。これで腰への負担をなくせます。
足の力だけだときつい場合は腕の力で補助しても良いです。テーブルなどに手をついて、手を下に押しながら体を持ち上げるようにしても良いです。
これも1日20回3セット、週3日を目標にやってみましょう。最初は少ない回数からでも良いですので、続けることが大切です。
スクワットはお尻の筋肉も鍛えられ、さらに股関節、太ももの柔軟性も高めることができ、さらにさらに腰痛にも効果があるのでとてもおすすめです。
膝関節の隙間を広げるだけでも効果的なことも
変形性膝関節症の方は膝の関節の隙間が狭くなっています。この隙間を広げるようなストレッチも有効です。
まず、2kg程度の重りを足につけます。砂鉄が入った足や腕に負けるトレーニング道具があるので、ホームセンターなどでも買うことができます。そして、高めの椅子に座ります。できれば、足がつかないような。足がブラブラと床につかない程度の高さの椅子に座ることができたなら、そのまま足をブラブラします。これを5分間。足が床につく椅子しか用意できない場合は痛い方の足を上にして、足を組みます。その足を下に垂らして、同じようにブラブラ。5分間行います。
あるいはテニスボールを膝裏に挟んで正座しても良いでしょう。やりやすい方で良いと思います。
このようにして自分でできる膝の痛み解消法があるので、ぜひ試してみてくださいね。